【1月の書棚から】

やはり、というべきでしょうか。

あくまで個人的に、ですが年明けは面白い文庫の発売が少ないんですよ。

そんな中補強の目玉はやはり昨秋亡くなった北欧ミステリの巨匠、ヘニング・マンケルの文庫最新作でしょうか。
(幸いにもこれが最後の日本語版・・・にはならなそうです。)

刑事ヴァランダー・シリーズ・・・最近のシリーズものってどこから読んでも愉しめるよう配慮がなされているものが多いのですが、マンケルはやはり最初から順を追って読んだ方が絶対に面白い。

しかし!

シリーズ初作から3作目くらいまでがあまり面白くない(笑 あくまで評判として、ですよ。個人的には結構楽しく読めました。)ときている。日本でイマイチ、バーっと人気が出ない要因かもしれませんね。

あとは野地秩嘉の過去作をいくつか発掘。雑誌「dancyu」の”まかない通信”を書いている方です。連載が面白かったのでコレは!と思い小学館文庫 「ヨーロッパ美食紀行」を読んでみたらやはり美味そうないい文を書く。他の作品も、期待が持てます。

新刊が出なければ過去作の発掘。コレに尽きますね。

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